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投資の用語ナビ - や行 -

資産運用で使われる専門用語を、わかりやすく整理した用語集です。単なる定義ではなく、使われる場面や用語同士の関係まで解説し、判断の前提となる理解を整えます。

Terms

養老保険

養老保険とは、「保障」と「貯蓄」の両方の機能を備えた生命保険です。契約期間中に万が一亡くなった場合には「死亡保険金」が支払われ、無事に満期を迎えた場合には「満期保険金」として同じ金額が受け取れるのが大きな特徴です。 そのため、老後資金の準備やお子さまの教育資金づくりなど、将来に備えながら万が一にも備えられる保険として活用されています。貯金感覚で利用できる点から、計画的に資金を準備したい方に適しています。 ただし、保障と貯蓄の両方を兼ね備えているため、保険料は定期保険よりも高めに設定されている点には注意が必要です。しっかりと目的と費用のバランスを考えて加入することが大切です。

遺言書

遺言書とは、自分が亡くなったあとに財産をどのように分けてほしいかをあらかじめ書き残しておく文書のことです。生前に自分の意思を明確に示す手段であり、誰にどの財産を渡すか、あるいは誰には渡さないかなどを記載することができます。遺言書があることで、相続人同士のトラブルを防いだり、法定相続とは異なる分け方を実現したりすることが可能になります。法的に有効な遺言書にするためには、決められた形式に沿って作成する必要があります。代表的な形式には自筆証書遺言や公正証書遺言があります。資産運用においても、相続の計画を立てるうえで非常に重要な役割を果たします。

遺言

遺言とは、自分が亡くなったあとに財産をどのように分けるかや、誰に何を遺すかなど、自分の最終的な意思を文書として残すものです。遺言を書くことで、遺産の分け方を自分の意志で決めることができ、相続人同士の争いを未然に防ぐことにもつながります。 遺言には、自筆で全文を書く「自筆証書遺言」、公証人が関与して作成される「公正証書遺言」、特別な状況で認められる「秘密証書遺言」などいくつかの形式があり、それぞれ法的なルールに従って作成する必要があります。法的に有効な遺言があれば、その内容は相続において優先されます。資産運用や相続計画において、遺言は自分の思いを形にし、家族に円滑に財産を引き継がせるためのとても大切な手段です。

役員報酬

役員報酬とは、企業の経営者や役員に支払われる報酬のことです。報酬内容は「基本報酬(固定給)」「業績連動報酬」「株式報酬」など多岐にわたり、企業の業績や本人の貢献度に応じて決められます。 特に経営者自身が自分の報酬を決める立場にある場合、適正な金額設定や報酬の構成は、税務や将来の資産形成にも大きく関わります。たとえば、株式報酬は中長期的な資産運用につながる手段としても注目されています。 また、役員報酬の決定には、企業統治(コーポレートガバナンス)の観点から透明性や合理性も重要視されており、社外取締役や報酬委員会の関与なども求められます。 将来的なFIRE(早期リタイア)や資産拡大を考えるなら、役員報酬をどう設計するかが、重要な資産戦略の一つになります。

予定受取年数

予定受取年数とは、年金や分割払いの保険金を受け取る際に、受取人があらかじめ設定する受取期間のことを指す。年金保険や個人年金制度では、この期間の長さによって毎回の受取額が決まり、長期間にわたる場合は1回あたりの受取額が減少し、短期間では増加する。受取年数の設定は、税制やライフプランに影響を及ぼすため、慎重に検討する必要がある。

預入期間

預入期間とは、金融機関に資金を預ける期間のことを指します。定期預金や債券などで設定されることが多く、期間が長いほど一般的に金利が高くなる傾向があります。しかし、途中解約すると利息が減る場合があるため、運用計画を立てる際には流動性とのバランスを考えることが重要です。資産運用の観点では、短期資金と長期資金を適切に分けて管理することが求められます。

予定利率

予定利率は、生命保険会社が保険契約者に対してあらかじめ約束する運用利回りのことです。これは保険会社が保険料を計算する際に用いる重要な指標の一つで、契約者から払い込まれた保険料を運用して得られると予想される運用利回りを表します。 予定利率は保険料の設定に大きな影響を与えます。予定利率が高い場合は保険料が安くなり、低い場合は高くなります。これは、高い予定利率では将来の運用によるリターンを多く見込めるため、保険料を低く抑えることができるからです。 予定利率の決定方法は、まず金融庁が国債の利回りなどを参考に「標準利率」を設定し、その後各保険会社が標準利率を基準に自社の状況を反映して決定します。 予定利率には特徴があり、契約時点の率が適用され、基本的には支払い終了時や更新時まで同率で変わりません。バブル経済期には高い予定利率の保険が多く販売され、これらは「お宝保険」と呼ばれています。近年は低金利環境により、予定利率は低下傾向にあります。 保険料の計算には予定利率以外にも、予定死亡率(性別、年齢別に想定される死亡率)や予定事業費率(保険会社の運営に必要な経費の割合)も影響します。これら3つの要因を合わせて「予定基礎率」と呼びます。

EURIBOR(EURO InterBank Offered Rate/欧州銀行間取引金利)

EURIBOR(ユーリボー)とは、「EURO InterBank Offered Rate」(欧州銀行間取引金利)を略した言葉で、ユーロ圏の主要銀行が短期資金を貸し借りする際の金利のことです。欧州中央銀行(ECB)の金融政策や市場の資金需要に影響を受け、期間ごとに異なる金利が設定されます。EURIBORはユーロ建てのローンや金融商品の基準金利として広く使われており、住宅ローンや企業向け融資の金利にも影響を与えます。投資家にとっては、ユーロ圏の金利動向を把握する重要な指標の一つです。

与信

与信とは、ある相手に対して「この人(企業)なら将来、きちんとお金を返してくれるだろう」と信用して、お金を貸したり、代金の支払いを後回しにしたりする行為や、その判断のことを指します。金融機関が企業や個人に融資を行うときはもちろん、企業同士の取引でも「商品を先に渡して代金は後日支払い」といった形で与信が行われます。 与信をする側は、相手の返済能力を見極めるために、財務状況、過去の取引履歴、業績見通しなどをチェックし、貸せる金額の上限を設定します。このような仕組みにより、経済活動がスムーズに流れる一方で、相手が支払えなくなるリスク(信用リスク)も伴います。そのため、資産運用やリスク管理の観点からも、「どの相手に、どの程度まで信用を与えるか」という与信の判断は非常に重要になります。

有利子負債

有利子負債とは、利息を支払う義務がある借入金や社債などの負債のことを指します。企業が銀行からお金を借りたり、社債を発行して資金調達を行った場合、その借金には利息を支払う必要があり、これが有利子負債にあたります。資産運用の場面では、企業の財務の健全性を判断するために有利子負債の額や返済能力が注目されます。借金が多すぎる企業は、景気の悪化時に財務リスクが高まる可能性があるため、投資判断において注意が必要です。

優先株式

優先株式とは、株式会社が発行する株式のうち、配当金や解散時の残余財産を普通株式よりも優先して受け取れる権利が付与された株式です。企業が利益を計上した場合、まず優先株主に約定配当もしくは一定利回りの配当が支払われ、その後に普通株主へ配当が回ります。また、会社が清算される際も、残余資産は普通株主より先に優先株主へ分配されます。 一方で、経営参加に関わる議決権は制限されるのが一般的です。議決権がまったく付与されない無議決優先株もあれば、配当が所定期間支払われなかったときのみ議決権が回復する「議決権制限付種類株」など、条件は発行会社ごとに異なります。さらに、発行企業が将来市場環境や資本政策に応じて優先株を買い戻せるコーラブル条項、または一定条件で普通株に転換できるコンバーチブル条項が付帯するケースもあります。 優先株式は、安定配当を重視する投資家にとって魅力的ですが、普通株に比べて値上がり益が限定的な点や、発行条件次第で早期償還・強制転換が行われるリスクもあります。購入前には、配当利回り、償還・転換条項、議決権の取り扱い、優先順位の位置付け(負債か純資産か)などを目論見書で確認し、自身のリスク許容度と投資目的に合致しているかを慎重に判断することが重要です。

有期年金

有期年金とは、あらかじめ決められた一定の期間(たとえば10年や20年など)にわたり、定期的に年金として一定額の給付金が支払われる年金のことです。この期間が満了すれば、たとえ被保険者がその後も生存していても給付は終了します。一方で、受給者が途中で死亡した場合でも、残りの期間分は遺族などに支払われる仕組みがある「確定年金型」の商品も多く存在します。 有期年金は、老後資金や教育資金、住宅ローン返済など、あらかじめ使い道や必要な期間が想定できる資金設計に適しており、一定の計画性を持った資産運用の手段として活用されます。終身年金と異なり、長生きリスクをカバーするものではないため、ライフプランに応じた併用が重要です。

有価証券

有価証券とは、財産的価値を裏づける権利が紙や電子データそのものに具体化された証券類を指します。金融商品取引法第2条では「第一項有価証券(株式・社債など)」「第二項有価証券(投資信託受益証券など)」に分類され、さらに商法や手形法でも定義が設けられています。現在は株券不発行制度や「ほふり(証券保管振替機構)」による電子化が進み、一般の投資家が実物の証券を受け取る場面はほとんどありません。 有価証券は、大きく ①資金調達・投資対象としての証券 と ②決済・信用補完を目的とする証券 に分けられます。前者には株式、社債、国債、投資信託受益証券、ETF(Exchange Traded Fund〈上場投資信託〉)などが含まれ、保有者は配当金や利息、値上がり益を得る可能性があります。後者には約束手形や小切手が該当し、主に企業間の支払い手段として流通しますが、一般的な投資対象にはなりにくい点が前者と大きく異なります。 企業や政府は有価証券を発行して広く資金を集め、投資家は将来得られるリターンを期待して取得します。その価格は市場の需給、金利水準、発行体の信用力などで日々変動するため、価格変動リスクと引き換えに収益機会を得られることが資産運用上の魅力です。ただし、譲渡益や配当・利息には原則として20.315%の申告分離課税がかかり、上場株式や公募投信は時価評価が会計基準でも義務づけられるなど、税務・会計・金融規制の面でも厳格なルールが設定されています。 このように有価証券は、金融市場を通じて資金を循環させる中心的なインフラであり、個人投資家にとっては資産形成の主軸となる一方で、法律・税務・会計の枠組みによって権利が保護され、リスク管理が図られている点が大きな特徴です。

約定

約定とは、株式や投資信託、FXなどの金融商品を売買する際に、買い手と売り手の条件が一致して取引が成立することを指します。注文を出しただけでは取引は完了しておらず、実際にその注文が市場で相手とマッチして取引が成立した瞬間に「約定した」と表現されます。 たとえば、ある株を「1,000円で買う」という注文を出し、売りたい人が同じ価格で売り注文を出していれば、その時点で売買が成立し、これが約定となります。投資では、この約定が実際の資産の動きを決定づける重要なタイミングであり、注文方法(指値や成行など)や市場の状況によって、約定のタイミングや可否が左右されることもあります。

遺言信託

遺言信託とは、被相続人(故人)が自分の財産を誰にどのように分配するかを定めた遺言書の作成や執行を、信託銀行などの専門機関に依頼するサービスのことです。遺言の作成支援から保管、そして死亡後の遺言執行までを一貫して対応するため、相続に関する手続きの煩雑さを軽減でき、専門的な判断が必要な場面でも安心して任せられます。 特に、複数の相続人がいたり、不動産や非上場株式など評価が難しい資産を含む場合には、第三者の介在によって円滑な資産分配が行える利点があります。遺言信託を活用することで、相続トラブルの予防や、被相続人の意思の尊重が実現しやすくなりますが、信託銀行等に支払う手数料が発生する点には注意が必要です。

優待利回り

優待利回りとは、株主優待として企業から提供される特典(例えば、食事券や商品券、自社製品など)の価値を、株価に対してどれくらいの利回りに相当するかを示したものです。これは配当金とは異なり、現金ではなくモノやサービスで受け取る利益を評価したもので、主に個人投資家の間で注目されています。 たとえば、年間5,000円相当の優待がもらえる株式を10万円で購入した場合、優待利回りは5%と計算されます。ただし、優待の受け取りには一定の保有期間や株数の条件がある場合が多く、優待の内容や金額が企業の判断で変わる可能性もあるため、実際の価値を見極めるには注意が必要です。

EURO STOXX 50

ユーロSTOXX50インデックス。 ユーロ圏のスーパーセクターの優良銘柄で構成される代表的な指数。 ユーロ圏の11カ国から50銘柄をカバー。 資格をもつ金融機関が上場投資信託(ETF)、先物・オプション、仕組商品など幅広い投資商品の原証券として使用。

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